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2012.01

「あかり」衛星の運用停止

AKARI, Matsumoto et al. 2011, ApJ

2011年11月24日(午後5時23分)に赤外線天文衛星「あかり」は、 運用を終了しました。 「あかり」は、2006年2月22日に打ち上げられて以来、 約130万天体に及ぶ「赤外線天体カタログ」を作成する等、 多くの成果を生み出してきました。

図は、成果のひとつで、 「あかり」が観測した北黄極方向の空の明るさのむら(揺らぎ)を示すものです(2.4 マイクロメートル)。 このむらは、既知の天体では説明できず、宇宙の最初に生まれた星の集団に起因するものと考えらています。 円の直径は10分角で、放射の起源を宇宙第一世代の星とすると、現在の宇宙の約100万光年に相当します。 この図のクレジットは、JAXAと ソウル国立大学です。 この結果は、 Matsumoto et al. (2011), "AKARI OBSERVATION OF THE FLUCTUATION OF THE NEAR-INFRARED BACKGROUND" として報告されています。 また、 こちらにも詳しい解説があります。

上の結果のように、「あかり」のデータからは、今後も新しい発見があると期待されます。 DARTSからも いろいろなアーカイブサービス を公開する予定です。 ご期待ください。

田村 隆幸 (ISAS/JAXA) 2012年1月

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