



(1オングストローム:1000万分の1ミリ、1ミクロン:1000分の1ミリ)
上図は電磁波の波長と種類を示しています。光(可視光線)だけでなく、γ(ガンマ)線、X線、紫外線、赤外線、電波、などはみんな「電磁波」という種類の、空間を伝わる波です。
波の山と山の間隔の長さを「波長」といいます。
1秒間に進む波の数を「周波数」(または「振動数」)といいます。
電磁波の速さはみな同じで、1秒間に約30万km進みます。従って「波長」と「周波数」の間には、以下の関係が成り立ちます。
「波長」×「周波数」=「電磁波の速さ」=「光速」
つまり「波長」が長いほど、「周波数」は小さく(=低く)なります。また「波長」が長いほど、波の持つエネルギーが低くなります。
上図では右方向にいくほど波長が長い(=周波数が低い)電磁波です。電磁波は「波長」(あるいは「周波数」)によって、異なった性質を持っています。
宇宙空間にはいろいろな電磁波が存在しています。ですから、X線や赤外線や電波などでも、宇宙を観測しているのです。
上図は、系内ジェット天体GRS1915+105のX線・赤外・電波における光度曲線です。それぞれ違う箇所でピークが生じています。
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「はるか」特集号:波長と周波数 ISASニュースNo.221 1999.8